ニュージーランドドルの特徴
Posted on 4月 12th, 2009 by
マイナー通貨の中でも比較的リスクが低い通貨の一つにニュージーランドドルがあります。オーストラリアのすぐ東に位置するニュージーランドは、とかくオーストラリアと同じ経済力なのでは?と考えがちですが、実は、経済力ではまだまだ発展途上国並みの経済力しか持っていません。
ニュージーランドは国土面積もそれほど多くないのですが、何よりも人口が少ないため、名目GDPはかなり低く、国民一人当たりのGDPも、3万ドル以下、とあまり高くありません。世界の中でもトップクラスのGDPを誇るスイスのGDPは5万ドル以上ですから、そう考えると、まだまだ発展する余地が残されている発展途上国といえるでしょう。
ニュージーランドの主な産業は、羊などの酪農と農業がメインのようです。羊毛の輸出でも有名なニュージーランドですが、農産物の輸出が全体の輸出の60%を占めるという事実を見ると、まだまだ貿易スタイルも発展途上国といえるのではないでしょうか。
こういった貿易スタイルなら、お隣のオーストラリアと同じような感じなのですが、オーストラリアとニュージーランドの決定的な違いは、オーストラリアは鉄鉱石などの天然資源に恵まれているのに対し、ニュージーランドではそういった天然資源がありません。そのため、資金繰りが苦しいというわけなのです。
このような背景があるため、ニュージーランドでは、外国為替市場でより多くの投資家達にニュージーランドドルを購入してもらうべく、意図的に高い政策金利を提示しています。とはいえ、自由に政策金利を決定しているというわけではなく、ほぼ毎月、年間に8回も政策金利の見直しがされているのだそうです。